国際⻑編映画賞(旧称:外国語映画賞)受賞は、2009年開催第81回同賞で、滝⽥洋⼆郎監督作『おくりびと』が受賞した以来の出来事となりました。
★受賞コメント
濱口竜介アカデミーの皆さまへ感謝いたします。
ヤヌスフィルムとサイドショウとワーナーメディア150とシネティック、この映画をアメリカに持ってきてくれてありがとう。ここにいる出演者のみなさんに感謝します。⻄島秀俊さん、岡⽥将⽣さん、霧島れいかさん、パク・ユリムさん、ジン・デヨンさん、アン・フィテさん、ソニア・ユアンさんおめでとうございます!また、ここに来れなかった出演者のみなさんにも感謝します。
特に⾚いSAAB900を⾒事に運転してくれた三浦透⼦さんに感謝します!みなさん獲りました!
★賞レースで史上初の偉業続々!アメリカ、イギリス他世界中を席巻中!
本作は、これまでに第74回カンヌ国際映画祭にて日本映画初の脚本賞を含む4冠を受賞したのち、ゴールデングローブ賞非英語映画賞、インディペンデント・スピリット賞国際映画賞、クリティクス・チョイス・アワード(放送映画批評家協会賞)外国語映画賞、ニューヨーク映画批評家協会賞作品賞、ロサンゼルス映画批評家協会賞作品賞・脚本賞・監督賞次点、ボストン映画批評家協会賞にて西島秀俊の最優秀男優賞を含む4冠、米批評家協会賞では作品賞とアジア初・主演男優賞を含む主要4部門での受賞など、世界中で90以上の賞を受賞。
イギリスでは、第75回英国アカデミー賞(BAFTA)で、非英語映画賞を受賞。第42回ロンドン映画批評家協会賞では、日本映画として初めての脚本賞受賞、さらに外国語映画賞は周防正行監督の『Shall we ダンス?』(96年)以来のダブル受賞を果たしております。オーストラリア・アカデミー賞では最優秀アジア映画賞を受賞、韓国では去年12月23日の上映以来、観客動員数5万人を突破(1/31時点)するなど世界各国から高い注目を集めております。そのほか、2021年末には国内外のメディアが選ぶ、2021年ベスト作品でも次々上位にランクイン。主演の西島秀俊は〈New York Times〉、〈VanityFair〉、〈SlantMagazine〉にてベストパフォーマーのひとりに選出されており、〈TheFilmStage〉では1位を獲得。共演の三浦透子も同じ〈TheFilmStage〉でベストパフォーマー12位に選ばれているほか、イギリス版VOGUEでは今注目の25人のひとりに選出されるなど、本作キャストにも世界中から注目が集まっています。
★日本アカデミー賞席巻!各地でも盛り上がりを見せ、劇場も連日好調!
国内では、今月11日に開催された第45回日本アカデミー賞にて、最優秀作品賞、最優秀監督賞(濱口竜介)、最優秀脚本賞(濱口竜介・大江崇允)、最優秀主演男優賞(西島秀俊)、最優秀撮影賞&最優秀賞照明賞(撮影:四宮秀俊/照明:高井大樹)、最優秀録音賞(録音:伊豆田廉明/整音:野村みき)、最優秀編集賞(山崎梓)と7部門で最優秀賞を獲得し、三浦透子も新人俳優賞を受賞、日本アカデミー賞を総なめに。また、第34回日刊スポーツ映画大賞で作品賞と主演男優賞、第76回毎日映画コンクールで日本映画大賞(作品賞)と監督賞、第95回キネマ旬報ベスト・テンではキネマ旬報ベスト・テン第1位(日本映画作品賞)、読者選出日本映画監督賞、助演女優賞、日本映画脚本賞、日本映画監督賞と全5冠を獲得しました。
国内外の賞レースの盛り上がりに合わせ、日本国内でも8月20日の公開から7ヶ月が過ぎた今も、各地でロングラン上映が続いています。公開館数は115館からスタートし、今後公開が決定している上映館も含め、3/27現在で総計398館の劇場で上映されており、興行収入は888,930,050円となりました(3/27時点)。そして芸術分野の優れた活動を顕彰する、第72回芸術選奨文部科学大臣賞に濱口竜介監督が選出。文化庁長官表彰(国際芸術部門)に、芸術各分野において国際的に活躍し、特に顕著な成果をあげた個人として西島秀俊と濱口竜介監督の両名が決定しました。
★『ドライブ・マイ・カー』これまでの受賞一覧はコチラ
https://note.com/bittersend/n/n27e0fe0c6034
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■『ドライブ・マイ・カー』作品情報
妻との記憶が刻まれた車。孤独な二人が辿りつく場所――。
俳優であり演出家の家福は、愛する妻と満ち足りた日々を送っていた。しかし、妻は秘密を残して突然この世からいなくなってしまう。2年後、演劇祭に愛車で向かった家福は、ある過去をもつ寡黙な専属ドライバーのみさきと出会う。行き場のない喪失を抱えて生きる家福は、みさきと過ごすなかであることに気づかされていく――。原作は、村上春樹による珠玉の同名短編小説。この作品に惚れ込み映画化を熱望、自ら脚本も手掛けるのは、いま世界が最も熱い注目を寄せる気鋭・濱口竜介監督。カンヌ映画祭コンペティション部門に選出『寝ても覚めても』、ベルリン映画祭で銀熊賞受賞を果たした短編集『偶然と想像』、脚本を手掛けた『スパイの妻』がヴェネチア映画祭銀獅子賞に輝くなど、国際的な舞台でその名を轟かせてきた。 主演を務めるのは日本映画界に欠かせない名優、西島秀俊。みさきを三浦透子が演じるほか、岡田将生、霧島れいか、と実力派俳優陣が集結した。