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アジアのトップスター、“トニー・レオン”と“アンディ・ラウ”が、『インファナル・アフェア』シリーズ以来20年ぶりの共演を果たし、総製作費70億円以上を投じて、香港黄金時代を豪華絢爛に再現したエンタメ超大作。イギリスによる植民地支配の終焉が近づく狂乱の香港バブル経済時代を舞台に、ビジネスエリートたちの熾烈な陰謀うずまく、巨額の金融詐欺事件を描く。無一文から100億香港ドルを稼ぎ出した<凄腕詐欺師>をトニー・レオンが、それを追う<執念の捜査官>をアンディ・ラウが務める。『インファナル・アフェア』では警察官役とマフィア役だったトニーとアンディの、立場が逆転したかのような役どころにも注目だ。さらに監督と脚本は、『インファナル・アフェア』3部作の脚本を手掛けたフェリックス・チョンが担当する。
香港興収ランキング5週連続第1位!
香港電影金像奨最多6部門受賞!
『インファナル・アフェア』シリーズの壮絶な闘いを締めくくる最終章、『インファナル・アフェアIII 終極無間』の香港公開から20年の節目となる2023年12月。世界各国で封切られた本作は、香港興収ランキング5週連続第1位を獲得!さらに香港・中国本土の最終興行収入が130億円越えとなる大ヒットを達成。そして第42回香港電影金像獎(香港アカデミー賞)では12部門にノミネートされ、主演男優賞(トニー・レオン)、撮影賞を含む最多6部門を受賞した。
総製作費70億円超え!
狂乱のバブル経済時代を完全再現
金塊、札束、酒にパーティ…香港黄金時代を再現した綿密なプロダクション・デザインは、第17回アジア・フィルム・アワードで美術賞を受賞。そしてトニー・レオンやシャーリーン・チョイらが鮮やかに着こなす80年代ファッションも高く評価され、同賞衣装賞が送られた。物語の舞台は60年代から90年代にわたり、その時代の変化を表現するために、VFXにも大きく力が注がれた。さらにロケ地にはザ・ペニンシュラ香港、尖沙咀の1881ヘリテージなど香港名所がずらりと並ぶ。

STORY

イギリスによる植民地支配の終焉が近づく香港。身ひとつで入国した野心家の男、チン・ヤッイン(トニー・レオン)は、悪質な違法取引を通じて徐々に香港に足場を築いていく。そして80年代株式市場ブームの波に乗ると、資産100億ドルの嘉文世紀グループ立ち上げに成功、時代のレジェンドとなる。一方、汚職対策独立委員会(ICAC)のエリート捜査官ラウ・カイユン(アンディ・ラウ)は、チンの陰謀に目を付け、その後15年間にも及ぶ粘り強い捜査への道のりを歩み始めていた。人命も価値を失うほどの大金が動く、マネーゲームの代償を負うのは果たして誰なのか。そしてチンとラウの駆け引きの行方はいかに—。

CAST

トニー・レオン
チン・ヤッイン
1962年6月27日、香港生まれ。1983年頃から映画界に進出。1989年のホウ・シャオシェン監督作『悲情城市』や1994年ウォン・カーウァイ監督作『恋する惑星』で脚光を浴びる。2023年、40年以上に及ぶキャリアが讃えられ、第80回ヴェネツィア国際映画祭において栄誉金獅子賞を受賞。2024年には、第37回東京国際映画祭のコンペティション部門で審査委員長を務めた。
主な出演作に、レスリー・チャンと共演した『ブエノスアイレス』(97)、カンヌ国際映画祭コンペティション部門の男優賞を受賞した『花様年華』(00)、『HERO』(02)、アンディ・ラウとの共演で大ヒットを記録した『インファナル・アフェア』シリーズ(02、03)、『2046』(04)、『レッドクリフ』2部作(08、09)、ハリウッドデビューを飾ったマーベルの『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(21)、『無名』(23)など。
アンディ・ラウ
ラウ・カイユン
1961年9月27日、香港生まれ。1982年『望郷』で映画デビュー。1985年から現在に至るまで歌手としても活躍している。ウォン・カーウァイ監督作『いますぐ抱きしめたい』(88)が大ヒットし、『ゴッド・ギャンブラー』(89)、『欲望の翼』(90)への出演と着実なキャリアを経て、現在の映画出演本数は100本を超える。1991年には製作会社「天幕」を設立し、以降はプロデューサーとしても手腕を振るう。
主な出演作に、世界的大ヒットを収め、後にハリウッドでリメイクもされた『インファナル・アフェア』シリーズ(02、03)、金城武と共演した『LOVERS』(04)、マット・デイモンと共演したハリウッド進出作『グレートウォール』(16)、製作も兼ねた『追龍』(17)、『バーニング・ダウン 爆発都市』(20)、妻夫木聡、トニー・ジャー、三浦友和、長澤まさみらと共演した『唐人街探偵 東京MISSION』(21)、SF大作『流転の地球 -太陽系脱出計画-』(23)など。
シャーリーン・チョイ
チュン・カーマン
1982年11月22日、カナダ・バンクーバー生まれ。香港育ち。中学生の頃から雑誌や広告モデルのアルバイトとして芸能のキャリアをスタート。2001年にジリアン・チョンとアイドルユニット「Twins」を結成するやたちまちトップアイドルとなり、2002年には香港コロシアムでコンサートを開催した最年少の女性歌手となった。ユニットでの活動だけでなく、単独でも多数の映画やドラマに出演する香港のトップスター。
主な出演作に、『プロジェクトBB』(07)、『借金取りとマネージャー』(13)、『77回、彼氏をゆるす』(17)、『神探大戦』(22)など。
サイモン・ヤム
ツァン・ギムキウ
1955年3月19日、香港生まれ。1970年代にモデルから俳優に転身しドラマで活躍。80年代後半から映画界にも本格進出し、『デッドポイント 〜黒社会捜査線〜』(98)への出演以降、ジョニー・トー監督作の常連俳優としてアクション作品に多数出演。
主な出演作に、チョウ・ユンファと共演した『フル・コンタクト』(92)、ドラマ「欲望の街」シリーズ(96~97)、ハリウッドデビュー作『トゥームレイダー2』『PTU』(ともに03)、『SPL 狼よ静かに死ね』『エレクション 黒社会』(ともに05)、『エグザイル 絆』(06)、『イップ・マン 序章』(08)、『レイジング・ファイア』、『七人樂隊』(ともに21)、『燈火(ネオン)は消えず/消えゆく燈火』(22)など。
マイケル・ニン
ヤム・チュン
1979年11月5日、香港生まれ。2000年代より舞台俳優、ギタリストとして活躍。その後、映画『九龍猟奇殺人事件』(15)の犯人役として広く知られることとなる。同作で第35回香港電影金像奨の助演男優賞、最優秀新人賞を受賞した。 主な出演作に、香港・マレーシア・日本合作でオダギリジョー主演の『宵闇真珠』『ラン・アウェイ 香港脱出』(ともに17)、『手巻き煙草』(20)、『アニタ』(21)、『風再起時』(22)、『盗月者 トウゲツシャ』(24)など。
カルロス・チェン
ホー・ホウワン
1986年10月12日、香港生まれ。幼少期から子役として活動。2003年、歌唱コンクールに出場し、香港最大手 の芸能事務所エンペラー・エンターテイメントと契約を結んだ。しばらくは不遇の時代が続いたが、2016年、主演映画『幸福な私』での演技が評価され、活躍の場を広げている。
主な出演作に、『インテグリティ/煙幕』『ハード・ナイト』(ともに19)、『レスキュー』(20)、『レイジング・ファイア』(21)、『神探大戦』(22)など。
アレックス・フォン
ケビン
1963年3月17日、香港生まれ。1986 年に俳優デビュー。レーシングドライバーとしても活動する。『ワンナイト・イン・モンコック』(04)で第5回中国映画メディア大賞最優秀主演男優賞を受賞し、香港電影金像奨(香港アカデミー賞)では最優秀主演男優賞にノミネートされた。
主な出演作に、『ダブルタップ』(00)、『爆裂都市』(04)、『トリプルタップ』(10)、『カンフー・ジャングル』(14)、『プロジェクト・グーテンベルク 贋札王』(18)など。

STAFF

フェリックス・チョン
監督・脚本
1968年、香港生まれ。『失業皇帝』(99)で脚本家デビュー。トニー・レオン主演、ケリー・チャン、仲村トオル、阿部寛らが出演の『東京攻略』(00)脚本や、『インファナル・アフェア』3部作でアラン・マックと共同脚本を務める。その他『ジェネックス・コップ2』(00)、『頭文字D THE MOVIE』(05)、『傷だらけの男たち』(06)などの脚本を手掛けた後、ドニー・イェン主演の『三国志英傑伝 関羽』(11)でアラン・マックと共同という形で監督デビュー。
その他の監督作に、アラン・マックとタッグを組んだラウ・チンワン主演『盗聴犯』シリーズ(09、11、14)、トニー・レオン主演『サイレント・ウォー』(12)、チョウ・ユンファとアーロン・クォックがダブル主演を務めた『プロジェクト・グーテンベルク 贋札王』(18)など。

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